4つの視点からの解説

グローバル経営課題

当社グループの損益は金属価格や為替の影響に大きく左右されるため、コスト競争力を強化していくことが重要です。一方で資源開発や製錬事業は、地域社会に受け入れてもらわなければ継続ができません。長期にわたるプロジェクトを成功させるためには、目先の成功にこだわるのではなく、コミュニティ投資や現地雇用・調達に取り組み、事業進出地域での地域社会との信頼関係を構築していく必要があります。法的な操業許可に加え、地域社会との信頼関係に基づく社会的操業許可(Social License to Operate)を得ることが事業継続の大前提となっており、こうした課題に取り組んでいくことが持続的な事業運営につながっていきます。

リスク

資源枯渇や気候変動リスク対策の重要性が世界的に認識されるなか、企業活動において環境リスク管理や環境負荷の低減への取り組みは積極的に推進するべき課題です。当社グループの事業は鉱山開発やプラントでの金属製錬など周辺の地域環境へ及ぼす影響が大きく、また事業活動を行う上で多くの化学物質を取り扱い、温室効果ガスの排出量が相対的に多いため、長期的な視点に立った環境対策に取り組んでいく必要があります。さらに、限りある地球資源を確保し安定供給していくためには、低品位鉱などの未利用資源や副産物の有効活用、再資源化などを進めていくことも重要です。

人材の育成と活用

企業活動を継続し、事業を持続的に成長させていくために欠かせないのが人材の確保と育成です。先進国の少子高齢化に伴う労働人口の減少を踏まえ、技術・人脈を脈々と受け継ぐ人材を育成するとともに、従業員の価値観の多様化の尊重と機会均等の取り組みが求められています。当社グループでは自由闊達な組織風土の再構築により、従業員が自ら行動し、力を発揮できる環境を整えることを目指しています。そのためにまず欠かせないものが安全の確保です。重大な事故を二度と起こさないという強い決意のもと、常に危険感受性を高め、安全のための技術や設備に対する投資を積極的に行い、安全衛生の確保を進めていくことが重要です。

すべての活動の基盤となるESGの取り組み

企業活動を行う上で企業はさまざまなステークホルダーに影響を与えるとともに、企業もその影響を受けています。企業の存続と持続的成長は、さまざまなス テークホルダーの要請やその変化をコミュニケーションによって把握し、信頼関係を築き、維持し続けることが重要です。その基盤となるのが人権の尊重です。当社グループの従業員だけでなく、サプライチェーンを通じた人権侵害へ関与しないための調査活動、当社グループの事業活動により影響を受ける地域住民や先住民の権利の尊重なども重要な課題となっています。

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